政治・経済

麻績村根尾でラジコン草刈り機実演

遠隔操作が可能なラジコン草刈り機の実演を見学する地域住民たち

 遠隔操作できるラジコン草刈り機のデモンストレーションが28日、麻績村根尾で行われた。地域住民ら約40人が参加し、一般的な草刈り機に比べ作業負担を大きく軽減できるとされる次世代農機具への理解を深めた。

 大手農機具メーカー・ヤンマーアグリ(本社・岡山市)が開発した「YW500RC」の操縦を実演した。最大斜度45度に対応可能という同機体は、斜度30度・高低差2メートルを超える急斜面となっている根尾の遊休農地の畦畔を力強く進み、生い茂った雑草を刈り取った。
 同機体の価格は約160万円といい、4~5万円する一般的な草刈り機や15~25万円する自走式斜面用草刈り機に比べ高価だが、先行メーカーの従来機体より安価・小型軽量で軽トラックにも積載可能な取り回しの良さが魅力という。農業委員会長の塚原茂樹さん(68)は「悪条件でも想像以上に刈り払える。導入コストは課題だが補助次第で農家の負担軽減になりそう」と期待した。
 実演会は県松本地域振興局農地整備課(松本市島立)が企画した。

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