教育・子育て

東筑摩郡の中学校で文化祭シーズン 学習成果を披露

色鮮やかなステージバックの壇上で歌声を披露する合唱部員たち(鉢盛中)

 東筑摩郡内の中学校が文化祭のシーズンを迎えた。28日は組合立鉢盛中学校(朝日村)で総合発表会「白峰祭」が2日間の日程で始まり、生徒たちが学習や学級活動、部活動などの成果を多彩に披露している。29、30日には筑北村聖南中学校の「きささげ祭」、麻績村筑北中学校の「筑北祭」が行われる。生坂村生坂中学校は30日に「かしわ祭」を予定する。

 鉢盛中では初日に学年ごとの学習発表、合唱部や吹奏楽部のステージ、体育祭があり、全校生徒約420人が生き生きと取り組んだ。開祭式では、スローガン「Keep on smiling(キープオンスマイリング)」を表現した美術部制作のステージバックが披露された。活発な交流活動で学校中に笑顔や絆が広がる様子を7個の輪で表現し、輪の中には3年の部員がそれぞれ絵を描いた。輪がブラックライトで発色する仕掛けもあり、美術部長の佐々木陽菜さん(14)は「3カ月かけて部員みんなで制作した。発表の瞬間に歓声が上がってうれしかった」と話した。
 壇上に立つ発表者は順番にたすきをつないだ。3年で生徒会長の安部伊良さん(15)は「全校で力を合わせて楽しみたい。2日間で思い出がさらに増えるといい」と笑顔を輝かせた。