山形の住宅改修DIYで 移住者向け物件に活用

山形村は11月まで、村役場近くの旧教員住宅で住宅改修体験「みんなで家DIY!」を開いている。全5回あり、このほどあった3回目は村内外の6人が壁紙を張る作業を体験した。来年度から移住検討者が長期滞在できるお試し住宅として活用する物件だ。改修作業の一部を地域住民や移住を考えている人を交えて行い、空き家活用のヒントを学ぶ場にしている。
いずれも村内に事業所を構える石川内装の石川将夫代表、親和住宅の須山亮太専務が講師を務めた。石川代表は「壁紙をなるべく『切らない、拭かない、汚さない』がきれいに張るこつ」とアドバイスした。参加者は壁面にパテを塗って面を均一にした後、白い壁紙を丁寧に張っていった。目の前で見る職人の技にも感心していた。
移住促進や空き家活用に携わる筑北村地域おこし協力隊・飯塚るり子さんは「DIYで壁をしっくいにした経験があるけれど、クロス張りはそれ以上に緊張感があった。活動の参考にしたい」と話していた。
2DKの間取りを1LDKに改修中で、7月から内装の解体作業やフローリングの施工をした。次回の10月28日は網戸・障子の張り替え、最終回の11月11日はウッドデッキ造りに取り組む。問い合わせは村企画振興課(電話0263・98・5666)へ。