地域の話題

狸平トンネル工事に興味津々 安曇・大野川・奈川の3小学校が見学

工事の説明を受ける児童ら

 松本市安曇の国道158号で進められている狸平トンネル(仮称、全長1060メートル)建設の工事現場見学会が19日、地元小学生を対象に開かれた。安曇、大野川、奈川の3小学校の児童計約50人が参加し、普段は入ることのできない工事現場の様子を見学した。

 地元住民や企業でつくる国道158号改良を促進する沿線住民の会(勝山裕康会長)が主催した。稲核ダム近くの坑口から約300メートル地点のトンネル内部で、岩盤に火薬を詰める穴を掘る「ドリルジャンボ」や、掘削後の岩盤を支える支保工を設置する「エレクター付吹き付け機」といった重機について説明を受けた。記念として掘削面を覆う防水シートに絵を描く時間もあり、トンネルに思い出を刻んだ。
 安曇小6年の内木和花さん(12)は「造っている途中の様子が見られて面白かった。完成が楽しみ」と喜んでいた。