教育・子育て

松本一本ねぎ 植え替え丁寧に 筑摩小4年生

ネギの根元に丁寧に土をかぶせる児童たち

 松本市の筑摩小学校(五明佳代校長、360人)で15日、学校の畑で育てている伝統野菜・松本一本ねぎの植え替え作業があった。ネギを育てている4年生64人が農家の青木秀夫さん(80)と妻の京子さん(78)に植え方を教わりながら作業をした。

 児童らは春に植え、70センチほどに成長したネギを地面から引き抜くと、青木さんが機械で掘った約30センチの溝に一本ずつネギを置き、丁寧に土をかぶせていた。
 植え替え作業をすることで松本一本ねぎ独特の曲がった形ができ、柔らかくて甘いネギになるという。
 作業を体験した中谷芽衣那さん(10)は「ネギは思ったより太かった。これからどのくらい育つか楽しみ」と話していた。
 ネギは11月に収穫し、ギョーザの材料にして食べる予定だ。