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お城周辺のにぎわい創出 16日始動 「三のマルシェ」と「集いの場タカノバ」

鷹匠町に設置される「タカノバ」の会場

 松本市中心街の松本城周辺で16日、二つのにぎわい創出プロジェクトの社会実験が始動する。一つは、お城南側の広い歩道を使ったマルシェの開催、もう一つはお城北側のガソリンスタンド跡地での交流拠点の開設で、それぞれ民間団体が市の支援を得て準備を進めている。

 お城南側の外堀大通りの北側歩道(道幅最大15メートル)が近く、整備を終えて通行可能になる。まちづくり団体「松本城・三の丸倶楽部」は16~17日、北側歩道の一部を使い、イベント「三のマルシェ/秋の収穫祭」を開催する。地場農産物の販売やキッチンカーでの食事提供、ゴーカート体験を行い、松本城公園で同時開催される「クラフトビールフェスティバル・イン・マツモト」(15~18日)との相乗効果を図る。
 鷹匠町の信光石油跡地(開智1)では16日、地元関係者などでつくる「松本国宝の架け橋プロジェクト」が集いの場「タカノバ」をオープンする。プレハブとウッドデッキを設置し、曜日や時間帯で店舗が入れ替わる「チャレンジショップ」や土産品などの販売スペースを常設する。初日はトークイベントや和太鼓演奏などで盛り上げる。
 どちらも松本城周辺のまちづくり指針「三の丸エリアビジョン」に掲げた10の界隈活性化プロジェクトの一環で、市が支援している。社会実験は2年間行われる。