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明科出身の山崎翔大さん 全日本ジュニアテコンドー3連覇

3連覇を果たした山崎さん(中央)と松本道場の指導者、後輩ら

 安曇野市明科出身の山崎翔大さん(17)=東京・成立学園高校3年、憲守会所属=がこのほど、埼玉県で開かれた「JOCジュニアオリンピックカップ第16回全日本ジュニアテコンドー選手権大会」(全日本テコンドー協会主催)のキョルギ(組手)高校生男子68㌔超級に出場し、優勝した。大会3連覇となり、高校生最後の年に有終の美を飾った。

 山崎さんが出場したクラスには東・西日本大会を勝ち上がった5人が出場した。1ラウンド1分半の試合で2ラウンドを先取した方が勝者となる。積極的にフェイントを仕掛け、持ち前のスピードで相手にできたわずかな隙を狙う戦法で勝利を重ねた。3試合目は1ラウンド終了5秒前で相手に4点差をつけられていたものの、「ティフリギ」と呼ばれる回転蹴りの大技が決まり土壇場で逆転。そのままの勢いで続くラウンドも勝ち取り優勝を決めた。
 テコンドーは3歳の時に始め、6歳からは県テコンドー協会松本道場(金原貴将師範)に通い、練習を重ねた。県テコンドー協会の金原昇理事長は「肉体的にも精神的にも強さがある。厳しい練習でも音を上げない」と評価する。中学3年の時には全日本の強化指定選手にも選ばれ、頭角を現してきた。
 将来は日本代表としてオリンピックなどの世界大会出場を目指す。「世界で通用する選手になりたい」とさらなる高みを見据える。