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まちづくり 若い力さらに 南木曽 第3期 有志会議が新体制始動 中京圏の学生と交流準備

今後の活動内容について活発に意見を交わすメンバー

 南木曽町の若い世代の有志でつくる「若者まちづくり会議」が新しい体制で第3期(令和5~7年度)の活動を始めている。新型コロナウイルスの制限が緩和する中、活動を活発化して若者による魅力的な地域づくりを目指している。

 対象は18~38歳の町民で、第3期は委員6人と、事務局を務める町もっと元気に戦略室の2人がメンバーとなる。インスタグラムで活動や町の魅力などを発信しており、中京圏の学生との交流準備なども進める。
 会議は町の呼び掛けで各地区の若者が集まった意見交換会をきっかけに、平成30(2018)年度に発足した。若者交流イベントの開催や町と交流がある愛知県長久手市の視察などを行い、コロナ禍は中山道や国道19号沿いのごみ拾いに取り組んできた。
 当初のメンバーは17人だったが減少傾向にある。このほどあった会議では、会長を定めずイベントごとに責任者を決めて負担軽減をするなど、現状に応じた対応をとることを確認した。会議についてより積極的に発信もする方針だ。委員の1人の長渕啓史さん(31)=田立=は、町のイベントへの参加などできることを重ね「若者の目線から地域の魅力を広くアピールし、町や町づくりについて同じ世代に興味を持ってもらえるようにしたい」と力を込めた。