政治・経済

麻績村で8月11日から「おみもの市」 協力隊制作

おみもの市をPRする村地域おこし協力隊伝統工芸班の隊員ら

 麻績村聖高原の聖レイクサイド館で8月11~14日に、村地域おこし協力隊伝統工芸班による作品販売・展示会「おみもの市」が開かれる。夏恒例で新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い今年は工芸の制作ワークショップ(WS)を増強。村の伝統工芸復興・継承への理解がより深まるよう隊員たちが準備を進めている。

 隊員らが日々制作する和紙や染め物、織物のほか地元農家のリンゴ加工品など幅広く展示・販売する。紙すき実演(13~14日午後1~4時)も見られる。
 WSは綿糸や裂き織り糸を用いた「コースター織り体験」(料金300円)と藍の生葉を使う「藍のたたき染め体験」(同)に、布を折り畳んで雪の結晶に似た模様に染める技法「雪花絞り」体験(500円)と和紙のはがきを手作りする「紙すき体験」(300円)を追加した。
 染め織りを担う関根由真さん(27)は「麻績の工芸を知らない村民も多い。活動を知る機会となれば」と願う。
 午前10時~午後4時(14日は午後7時まで)。問い合わせは村づくり推進課(電話0263・67・4851)へ。