小学生がロボット作り挑戦 塩尻・えんてらすで講座

塩尻市北部交流センター・えんてらすで22日、小学生がロボットを作る講座が開かれた。約40人が参加し、応用可能なキットを使い、ペットボトルや紙コップなどの素材も利用しながら、思い描いた動きをする個性的なロボットに仕上げた。
キットは児童対象のロボットコンテスト用に開発された物で、長野高専の春日貴志教授が講師を務めた。二つのモーターを用い、車軸、車輪などを作り、前後に進む基本形を作った。その上で、8月に開かれる小学生ロボコン長野予選会と同じ課題をクリアできるメカを、保護者と一緒に考えた。パン食い競走のように紙コップがつり下げられた所まで移動し、紙コップを取り、持ち帰るという動きができるように工夫した。
広丘小学校3年生の安西優織さん(8)は、紙コップを横にして車輪に仕上げ、熊手のような腕も作った。高さのある胴体を形作るために「どうしたらいいかな」と真剣に考えていた。講座は3回目で、堅石、郷原、原新田、野村、吉田公民館が共催した。