教育・子育て

中学校統合へ準備委発足 木曽町 制服や通学手段、行事 検討

中学校統合に向けて発足した準備委員会の初会合

 木曽町教育委員会は、木曽町(福島)と日義(日義)、開田(開田高原)の3中学校の令和8年度統合に向けた準備委員会を発足させた。総務、通学・安全検討、記念行事、学校活動の4部会を設け、制服や通学手段、行事、生徒会など学校生活の具体的な事項について、検討作業を本格化させる。

 委員は小中学校の校長やPTA会長、地域協議会長ら22人で、木曽町中に中学生が通う王滝村の関係者も加わる。
 委員のほかに、保護者や教職員ら27人を加えた計49人が各部会に分かれて、8年2月まで10回前後の会合を重ねて詳細を議論していく。ただ、制服と運動着の統一時期については、来年度の新1年生に影響する可能性があるため、今秋の早い段階で方針を決めるとしている。
 19日夜に町役場で初会合が開かれ、委員長に選ばれた元小学校長・山下泰男さん=日義=は「未来を担う子供たちのために力を尽くしたい」と述べた。出席した原久仁男町長は「今までの学校の伝統や良さを取り込めるよう熱心な議論をいただければありがたい」と願った。
 町内の中学校統合は、第1弾で平成28(2016)年度に福島中と三岳中が統合し木曽町中が発足した。日義中、開田中、木曽町中の統合第2弾については、すでに校名や校章、制服、校舎などは現在の木曽町中学校のものを使うことが決まっている。

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