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力士が木曽入り 稽古に励むぞ! 出羽海部屋合宿 御嶽海も きょうスタート 地元歓迎

木曽の相撲関係者の求めに応じ、笑顔で記念写真に納まる力士たち(21日午後1時ころ)

 大相撲・御嶽海関(上松町出身)が所属する出羽海部屋の力士たちが21日午後、3日間の合宿を行う木曽町民相撲場に到着した。新型コロナウイルス禍をはさみ、4年前の第1回目の合宿に参加している力士たちは「久しぶりの相撲場だ」「なつかしいとも思える」と笑顔だった。相撲場近くの施設に寝泊まりしながら、御嶽海関が子供の頃から汗を流した土俵で稽古に励む。

 木曽の相撲関係者に迎えられた力士たちは、会場に立ち並んだばかりの「相撲のぼり」の前で記念撮影に笑顔で応じながら、3日間の稽古への意欲を新たにしていた。出羽海部屋付きの髙崎龍水親方(47)=元幕内金開山=は「ファンに見守られながら稽古をする機会はコロナ禍でなくなっていた。豊かな自然を感じながらいつもとは違った環境での稽古は、力士にとって成長へのきっかけにもなるはず」と力を込めた。
 夜には、同町日義の木曽文化公園で歓迎会があった。部屋の筆頭力士として4年ぶりの合宿に臨む御嶽海関は「有意義に過ごしたい」と抱負を語った。合宿実行委員会の会長を務める原久仁男・木曽町長は「この合宿をバネにして来月の名古屋場所に挑み、良い成績を収めてほしい」と言葉を掛けていた。
 22日と23日は屋内運動場で稽古を行うほか、認定こども園や小学校などの訪問を計画している。