筑北村坂井で夏の夜の風情楽しもう らっきょ提灯携え蛍観賞

筑北村内で月替わりの散策企画「ちくほく朝さんぽ」を催している地域おこし協力隊が7月1日夜に、坂北仁熊伝統の「らっきょ提灯」の製作体験と、坂井地区での蛍観賞を組み合わせた「ちくほく夕さんぽ」を行う。竹と和紙で作られた素朴で風変わりな提灯を手に蛍の幻想的な光を追う初企画で、坂北の歴史文化と坂井の自然の魅力を生かし、夏の夜の風情を楽しむ。
らっきょ提灯は竹の骨組みを曲げて十文字に組み和紙を張った高さ約50センチの"ラッキョウ"形で、仁熊大日堂の秋祭り「大日祭り」で地域住民が長い竹棒の先につるしてお参りするという。坂井は蛍が自慢で、合併前の村時代には「蛍まつり」が催されていた。
坂井の村公民館で小ぶりの提灯を作ってミニLEDキャンドルを収め、ゲンジボタルが生息する近くの安坂川沿い約1.4キロを散策する。企画担当の飯塚るり子さん(34)は「村内外の多くの人に村の魅力を再発見してほしい」と願う。
参加費は200円で予約制(先着20組)。26日までに村企画財政課(電話0263・66・2111)に申し込む。