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中信美術展 松本市美術館で開幕

個性あふれる作品が並ぶ中信美術展の会場

 中信地区を代表する美術公募展「第75回中信美術展」(中信美術会主催、松本市共催)が17日、松本市中央4の市美術館で開幕した。会員はじめ審査を通過した一般やジュニア枠の計277点が並び、それぞれの個性が生きた作品に来場者が見入っている。25日まで。

 日本画、洋画、彫刻、工芸の部門ごとにさまざまなモチーフの抽象画や具象画、工夫が凝らされた立体作品などそれぞれに秀作がそろう。次世代育成事業として設けている15歳以上20歳未満が対象のジュニア枠には21点が展示され、みずみずしい感性の作品が鑑賞できるのも醍醐味の一つだ。
 開幕に合わせ、開場式と授賞式があった。開場式では中信美術会の清沢龍美委員長らがテープカットを行って祝い、授賞式では受賞者に賞状と副賞を手渡した。
 清沢委員長は「幅広い年代の情熱が込められた作品が並んでいる」と話し、観覧を呼び掛けている。観覧料は大人300円、大学生以下と70歳以上、障害者は無料。問い合わせは事務局の古畑睦弥さん(電話090・3069・6466)へ。