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再出発 20日に運行開始 おんたけロープウェイ 指定管理者変わり新名称 展望カフェ充実へ 

今季の運行開始へ準備が進められているおんたけロープウェイ

 木曽町三岳の黒沢口登山道5~7合目に架かる「御岳ロープウェイ」は、名称を「おんたけロープウェイ」に変更し、20日に今季の運行を開始して、新たなスタートを切る。従来のサービスを継続しながら、新しい魅力発信に力を注いでいく。

 町内でゴルフ場や宿泊施設を運営する木曽カントリー(三岳)が新しい指定管理者となった。地元住民が御嶽山を「お山」と呼ぶことにならい、名称で親しみやすい柔らかさを込めた。新たに、円を基調としたロゴマークも作った。
 目玉は山頂駅内の展望カフェ「お山のお茶や」で、県内でも提供場所が限られる上質なソフトクリーム「クレミア」を販売する。「山」という漢字を模した揚げ菓子のチュロスの販売も考えている。雨・曇天で御嶽山の眺望が楽しめないこともあるため、いつでも景色を楽しんでもらえるように店内にプロジェクターを設置する。四季折々の御嶽山の映像を壁に投影する計画だ。
 木曽カントリーは「新しい分野での挑戦。町の観光振興のため、大事なお山への登山者の足を守っていきたい」と話している。
 運行初日には、現地で安全祈願祭が行われ、午前11時ごろから乗車可能になる。料金は往復2600円(小中学生半額、未就学児無料)で、今季の運行最終日は11月5日。問い合わせはおんたけロープウェイ(電話0264・46・2525)へ。