政治・経済

朝日・新村議5人 6月定例会で活発に初質問

本会議で初めての一般質問を行う新人議員

 朝日村議会6月定例会は13日、本会議を再開し、4月の村議選で初当選した新人議員5人を含む9人が一般質問をした。新人は緊張した表情を見せつつも産業振興や子育て、空き家対策、村長の政策などさまざまな視点で村の課題や将来を見つめ、理事者らと活発に議論を交わした。

 齊藤正法氏は、農業者の高齢化や離農の加速に備え、地域農業の在り方・担い手確保の方針をまとめる「地域計画」の狙いや策定日程を尋ねた。齊藤氏は「今後の村の農業にとって大事な計画。農業者や村民へ周知しスムーズな計画づくりにつながればと思い、テーマに選んだ」と話した。
 空き家活用に力点を置いた移住促進の必要性を取り上げた古池美佐江氏は「空き家対策は今後も継続して提案・質問したい。初回で準備不足もあったけれど、経験を今後の活動の糧にしたい」と話した。清澤あゆみ氏は、子育て経験や村教育委員を務めた経験を生かし「子供や若者の声を村政や、地域の催しへ生かす機会を増やして欲しい」と要望した。
 先輩議員の質問内容に刺激を受ける新人もいた。豊田惠美子氏は「独自調査や住民の生の声を反映して質問した先輩の姿を見て、日頃の活動が大切だと実感した」と話した。
 清沢敬子氏は、声なき声を村政に反映する手段の一つとして村民が意見を投かんできる「ご意見箱(仮称)」の設置を提案。小林弘幸村長は、対面やメールで住民の声に対応していることを説明した上で「問題解決の一つの糸口になると思う。すぐに役場へ設置を検討したい」と応じた。