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松本でボタニカルアート展 講師4人の力作並ぶ

技術が光る作品と講師たち

 信州ボタニカルアート協会の講師4人による作品展が7月10日まで、松本市高宮北の松本日産自動車本社ショールームで開かれている。協会の山田恭子代表ら松本、塩尻両市で指導する実力者が、植物を実物大で描いたボタニカルアート16点を展示している。

 植物の季節ごとの形態を1枚にまとめたり、果実の部分図を添えたり、植物の特色を伝える構図や画面構成を工夫した作品がそろう。枯れ枝と青々とした葉が茂る枝を両方配したマンサクや塊根部分に注目したヤーコンなど、透明水彩絵の具で質感まで表現しながら細部まで丁寧に描いている。
 山田代表は「一筆一筆思いを込めている。植物に向き合う姿勢を感じてほしい」と願う。植物学者を主人公のモデルにしたNHK連続テレビ小説でも植物図が登場しており、「ドラマとともに関心を持って見てもらえれば」と話している。火曜日と14日、7月5日は休み。