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「まるで森」美しい庭公開 松本のガーデン&ギャラリー風雅

ツクシイバラやツルアジサイが咲く庭と井口さん

 松本市両島のガーデン&ギャラリー風雅で、オープンガーデンが始まった。樹齢100年以上の木々が茂る昔からの庭を生かしつつ、種や苗から増やしてきた野生のバラや山野草が咲く。濃い緑の木々が生い茂る庭を歩くと、市街地にいながら深い森にいるようだ。

 日本に自生する野生のバラ・ツクシイバラが満開だ。桜に似た一重の花で、花びらは白やピンクの濃淡がある。庭の中央にある高さ約20㍍のハンノキ2本には上部まで、アジサイの仲間のツルアジサイとイワガラミが絡まり、白い花を咲かせている。
 風雅を主宰する井口美津子さん(73)が毎日、丹精している。「先祖から引き継いだ庭を守るという使命感もあるが、何よりも楽しい」と話す。今月下旬はヤマアジサイやナツツバキなどが咲く。
 期間は10日までと、22~27日で、午前10時~午後4時。入場時はギャラリーにいる井口さんに声を掛ける。問い合わせは風雅(電話0263・25・8544)へ。