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夏の元気の源・小梅漬け 陸自松本駐屯地で隊員ら作業

山岳婦人の会の女性と共に梅を漬ける若手隊員

 松本市高宮西の陸上自衛隊松本駐屯地で31日、若手隊員が小梅漬けをした。昭和41(1966)年から半世紀以上続く伝統行事で、隊員8人が厳しい夏の暑さを乗り切る下準備をした。

 各部隊・支援隊からの推薦を受けた19歳から27歳までの隊員が参加し、上伊那郡中川村産の小梅20キロを4キロの塩や酒、酢で漬けた。地元の主婦らでつくる山岳婦人の会4人の協力を得ながら、小梅に塩をもみ込んだ。塩が小梅になじむと、たるに小梅を入れ、しそを混ぜて漬け込んだ。
 初めて小梅漬けをした松本市出身の丸山敬暉2等陸士(21)は「どんな味に仕上がるか楽しみ」と話していた。
 漬けた小梅は6月下旬~7月上旬ころに駐屯地内の食堂で提供される予定。