教育・子育て

安曇野の中学生でつくる「リーダーズバンド」熱演

各中学校吹奏楽部から選ばれた生徒でつくるリーダーズバンドの発表会

 安曇野市内の中学校7校の吹奏楽部から選ばれた生徒53人でつくるリーダーズバンドの発表会が27日、同市の豊科南中学校で開かれた。リーダーズバンドの結成は新型コロナウイルスの影響により3年ぶりで、東京芸術大学の准教授や学生らに指導を受けた生徒たちが「マーチエレガント」「水平線」「アフリカン・シンフォニー」を演奏した。

 生徒たちは立ち上がって体を左右に揺すりながら演奏したり、息の合った重厚なメロディーを奏でたりした。会場には多くの保護者が訪れ、子供たちの勇姿を映像に収めていた。堀金、穂高西、三郷の各中学校吹奏楽部も出演した。
 リーダーズバンドは各校から生徒7、8人が集い、今年1月に結成された。当初は国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区で今月中旬に開かれた早春賦音楽祭に出演するため練習を重ねてきたが、雨天で出演自体が取りやめとなり、その代替として発表会を開いた。
 ともにリーダーズバンドの部長を務めた穂高西中3年・横内妃莉さん(14)は「他校の先生や大学生の指導を受け、今まで以上に基礎を固められてよかった」と喜び、豊科北中3年・磯部桃那さん(14)は「私の学校の吹奏楽部は3年生が4人しかいないけれど1年生が9人も入ってくれた。ここで学んだ事を教えて、より良い部にしていきたい」と先を見据えた。