政治・経済

松本市会 議長に上條温氏 副議長は中島昌子氏

 松本市議会(定数31)は11日、改選に伴う正副議長選挙を行った。議長には第2会派「開明」(6人)の上條温氏(75)=4期目、副議長には会派「政友会」(4人)の中島昌子氏(64)=同=を内定した。18日に開かれる臨時会本会議で正式決定する。任期は申し合わせにより2年間。

 監査委員には、最大会派「誠の会」(7人)の若林真一氏(43)=3期目=を選出した。
 議長選には上條氏のほか、共産党市議団(3人)の犬飼明美氏(64)が立候補した。全議員による単記無記名投票の結果、上條氏27票、犬飼氏4票で上條氏が選ばれた。副議長選には中島氏と、共産党市議団の塩原孝子氏(63)が立候補し、中島氏が26票、塩原氏が5票だった。
 新議長の上條氏は投票前の所信表明で、改選前まで2年間議会運営委員長を務めたことに触れ「公平公正かつ前向きな議会運営に努めてきた姿勢は堅持し、一層進めていく」とした。市立病院産婦人科の診療機能見直し、新庁舎建設、再来年の松本パルコ閉店など重要な課題が山積しているとし、「先頭に立って議員の英知を結集し、課題解決に取り組んでいく」と述べた。
 開明に所属する議員の議長選出は、芝山稔氏に続き2期連続となる。議長選への立候補が取り沙汰された「誠の会」の阿部功祐氏(50)は立候補しなかった。

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