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松本の医師がジム開設 最新医学に基づき健康づくり指導

パーソナルトレーニングジムを開いた内田さん(右)と近藤さん

 予防医学、運動生理学が専門の医師・内田晃司さん(44)=松本市=が、パーソナルトレーニングジム「メッドサイスポーツラボ」を、同市本庄2にオープンした。最新の医学に基づく指導を通して、健康的な生活習慣を身につける手伝いをする。ダイエットから生活習慣病予防まで幅広く対応し、さまざまな世代の健康づくりに役立ちたいと張り切っている。

 信州大学大学院時代の後輩・近藤大樹さん(30)が共同代表を務める。市内の病院で健診を手がける内田さんは、もう少し早めに運動や食事を改善していれば健康に過ごせる人を大勢見てきた。健診で課題を指摘されても自ら生活習慣を変えられる人は多くなく、1年後にはさらに数値が悪化してしまう人もいた。
 「医療の知識をもっと身近に分かりやすく伝えなければ」との思いから1年前にリモートでパーソナルトレーニングをスタート。指導を通して、半年ほどで糖尿病の人の数値が改善し効果を実感した。対面でも取り組みたいと、今春に本格的にジムを始めた。
 指導は、筋力トレーニングと有酸素運動、食事をメインに行う。最短3カ月ほどで健康的な生活習慣を身につけられるように、個人個人にあったメニューを作成する。内田さんは「最新の知見や研究内容を基に、分かりやすく伝えていきたい」と話している。
 健康教室の依頼にも対応する。問い合わせはメッドサイスポーツラボ(電話080・8030・9035)へ。