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筑北村図書館の郷土本3倍 コーナー充実

筑北村図書館の旧会議室に本棚を増設し拡張した郷土書籍コーナー

 筑北村坂北の村図書館はこのほど、館内1階の郷土書籍の閲覧コーナーを拡張した。従来の3倍近い約550冊を閲覧できるように蔵書を整理した。村民が多くの郷土資料に触れることを期待している。

 1階の会議室だった部屋に本棚を設け、主に2階の収蔵庫にあった村や県内に関する書籍を移した。県出身作家や県内を題材とした絵本など振り替えた。収蔵庫に引き続き据え置いた貴重な市町村誌などを除けば、郷土資料をより手軽に閲覧したり借りたりできるようにした。
 郷土書籍は地元ならではの情報を調べるため一定の利用がある。村図書館によると、館内の1階会議室は以前から利用が少なく、手狭だった本棚の増設に活用した。
 収蔵庫に保管されていた昔話などの紙芝居約400冊も会議室の本棚に移し、今後は読み聞かせやお話会での利用も期待できそうだ。
 担当司書は「以前より地域の情報が調べやすくなったと思う。今後も充実させたい」としている。