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80人リレーでピアノ演奏 松本でショパンマラソン

1人ずつショパンの名曲を奏でる参加者

 数々のピアノの名曲を残した作曲家ショパンの作品をリレー形式で終日演奏する「みんなdeショパンマラソン」が30日、松本市水汲のキッセイ文化ホールで開かれた。松本ピアノ協会(猿田泰寛代表)が主催する8回目の取り組みで、動画参加6人を含む7~80歳の80人がエントリー。一人ずつ順番に舞台に立ち、約9時間をかけてピアノを奏でた。

 参加者はピアノを習う子供から音楽専攻の学生、ピアノ講師までさまざま。ポロネーズやノクターン、ワルツ、バラード、プレリュードなどを1曲~数曲ずつ奏で、次の人へとつないでいった。初めてショパンに挑戦した松本市の開智小学校2年・宮島彬君(7)はマズルカ第50番を弾き「泉が湧き出すようなメロディーが好き。緊張したけれど楽しかった」と話していた。
 協会によるとリピーターも多く、今年も受け付け開始3日で定員に達した。ショパンのピアノ作品211曲中、8回までに約190作品を達成した。