着物で街に出掛けよう 松本の京屋が催し

和服の手入れ専門の老舗・京屋(松本市並柳3)は4月29日夜、「和装(ころも)あそびの会」を5年ぶりに再開した。街中に着物姿で出掛けてもらうイベントを催すことで、着物に慣れ、日常的に着物を着る機会を増やしてもらおうと平成15(2003)年に立ち上がった取り組みだが、新型コロナウイルス禍などで休止していた。
日本料理のヒカリヤヒガシ(同市大手4)で食事とお座敷芸を楽しむ内容で企画。男女18人が参加し、元芸者の花季き京さんの小粋な唄や三味線を聞きながら料理を堪能した。国登録有形文化財にも指定される蔵屋敷の館内がとりどりの着物で華やぎ、京屋の清水崇秀代表は「コロナ禍ではお茶会や結婚式など着物を着る機会が大きく制約された。再び皆さんに着物を着たいなと思ってもらえれば」と話していた。
次回は5月21日午後1時から中町通りで街歩きを楽しむ。お茶・お菓子付きで1000円。申し込みは京屋(電話0263・27・7477)へ。