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御柱街道を華やかに 松本の林町会がしめ飾り付ける

色とりどりのしめ飾りが並んでいる林町会の御柱街道

 松本市神田と里山辺林にまたがる千鹿頭山にある千鹿頭神社(市重要文化財)で5月3日に行われる御柱大祭の建立祭に向け、林町会の「御柱街道」が色とりどりのしめ飾りで彩られている。昔ながらの農村の風情が残る里山の麓の集落に、間もなく7年目に1度の華やかな時が訪れる。

 林公民館そばの御柱の安置所から、山頂の神社まで約800㍍にわたって、御柱が曳行される道沿いに、22日にカラフルなビニールひもで作られた房のしめ飾りが取り付けられた。紙のしめ飾りだと雨や強風で破れたり飛んでいってしまったりするため、前回の御柱大祭からこの形に変えた。
 林町会側の千鹿頭神社の村上典孝宮司(59)は「コロナ禍の中で、氏子の皆さんがこの2年間できる限りの準備をしてくれた。その思いが結ばれていいお祭りになってほしい」と願っている。