政治・経済

朝日村長に小林氏が再選

支援者から花束を受け取り再選を喜ぶ小林さん

 いずれも無所属の現職と新人の一騎打ちとなった朝日村長選挙は23日に投開票され、現職の小林弘幸氏(70)=西洗馬=が、新人の塩原智惠美氏(68)=同=を293票差で破り、再選を果たした。投票率は68・60%で、前回より0・21ポイント低下した。

 小林氏は「福祉と融和にあふれる村」を目指す姿に打ち出した。人口減対策の住宅・住宅団地の優先的整備、子育てや農業の支援充実、無医村にしない体制づくりを重点に掲げた。買い物バス運行、小学校給食費無料化など1期目に始めた約90の新事業の定着・発展に加え、山積する課題の解決へ「今やめるわけにいかない」と継続した村づくりの必要性を訴え、接戦を制した。
 女性で初めて立候補した塩原氏は、未来を見据えた人口減対策や産業振興、対話による村づくりを訴えて草の根で支持を広げたが、一歩及ばなかった。