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木曽の豆力士が気迫の取組 小・中学生大会で「相撲どころ」今季幕開け

気迫あふれる対戦を繰り広げる選手たち。保護者や指導者から盛んな声援も飛んだ

 県内外から豆力士が集う「小・中学生相撲木曽大会」が23日、木曽町新開の町民相撲場であった。"相撲どころ木曽"の今季の幕開けを告げる大会で4年ぶり。関東・東海・北信越の10都県から32団体・約200人がエントリーし、個人戦と団体戦で栄冠を目指した。

 重量タイプ同士の力のこもった四つ相撲が会場を沸かせ、体格に劣る小兵が大柄な相手の重心を崩して投げ勝つ痛快な内容には、盛んな拍手が送られた。小学生高学年と中学生の個人戦に設けられた女子の部では、勝って喜び負けて涙する選手の姿があった。
 冬場の稽古の成果を試すことができる春の大会は全国でもまれで、今回で21回目。新型コロナウイルスの感染拡大防止のために規模を縮小し、屋内土俵を使う低学年部門は実施しなかった。主催する木曽相撲連盟の山下泰男会長は「コロナ禍でも稽古を続け、相撲に懸ける情熱を失わなかった選手たちが集うことができた。本当にありがたい」と話した。