地域の話題

アイネットのしおじり・あさひ環境大賞 塩尻の3団体表彰

赤津社長(左)から表彰を受けた3団体の皆さん

 総合電気設備・情報通信設備工事業のアイネット(松本市征矢野1)が地域貢献活動として行っている「第8回しおじり・あさひ環境大賞」の表彰式が21日、松本市本庄1のホテルブエナビスタで開かれた。いずれも塩尻市で、「ならかわ桜プロジェクト」が最優秀賞、「今泉森の仲間」と「マーマレードキャット」が優秀賞に選ばれ、赤津誠内社長が表彰状と支援金を贈って活動をたたえた。

 4年ぶりに同ホテルで式を開催し、今回から各団体の活動報告も行った。ならかわ桜プロジェクト(酒井慶太郎代表)は、楢川地区の桜の樹勢回復などに地域ぐるみで取り組んでおり、事務局の手塚寿利市楢川支所長が「次の世代につなげられるよう頑張っていきたい」と感謝した。
 今泉森の仲間の小沢利美代表は「明るくて誰もが入りやすい里山づくりに励みたい」と述べた。地域猫の繁殖管理などに取り組むボランティア団体・マーマレードキャット(小口美智子代表)の広報・山本世里花さんは、小さな命の幸せと人の幸せを両立させる地道な活動に理解を求めた。
 アイネットは平成27(2015)年度から塩尻市・朝日村最終処分場の跡地で太陽光発電事業を行っていることから、両市村で環境保全活動などに取り組む個人・団体を顕彰し、売電収入の一部を活動支援金(最優秀賞20万円、優秀賞10万円)として贈っている。