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お城の夜桜ライトアップ 「光の回廊」スタート

ライトアップされた松本城外堀の桜

 松本市中心街の松本城公園外堀沿いと女鳥羽川沿いで27日夜、桜並木のライトアップ「国宝松本城桜並木光の回廊」が8日間の日程で始まった。約120灯の照明が、春の城下町と桜を美しく照らし出す。

 松本城の桜の開花宣言に合わせた恒例のイベントで、松本商工会議所や市民タイムス、テレビ信州などでつくる実行委員会が主催している。約80本の桜が並ぶ外堀では、北側と東側の歩道沿いに約100灯をともす。
 初日の外堀の桜は咲き初めといった風情だった。帰宅中や散策で訪れた市民がほころんだ桜にスマートフォンのカメラを向けていた。夜の本丸庭園を無料開放する「夜桜会」も同日に始まり、外堀より一足早く見ごろを迎えたコヒガンザクラやシダレザクラ「駒つなぎの桜」が幻想的にライトアップされていた。
 光の回廊は午後6時半~9時(金・土曜は10時)、「夜桜会」は午後5時半~9時。大名町通りのイルミネーションも午後6時~10時に点灯する。いずれも4月3日まで。日本気象協会(東京都)によると、松本城の満開予想日は3月31日。