教育・子育て

開校3年 初の卒業式 南木曽町の広域通信制 緑誠蘭高校 サテライト校も 16人共に巣立つ

蘭本校とサテライト塩尻校、中津川校の卒業生が集い行われた式

 広域通信制の緑誠蘭高校の卒業式が11日、南木曽町吾妻の蘭本校で開かれた。令和2(2020)年4月に開校した同校にとって大々的な卒業式は本年度が初めてで、塩尻市と岐阜県中津川市のサテライト校2校を合わせた計16人が新たなステージへ踏み出した。

 蘭本校の体育館を会場に、保護者や教職員が見守る中で一人一人が長坂雅和校長から卒業証書を受け取った。長坂校長は「困難を乗り越え学んだ誇りを胸に、一歩ずつ歩みを重ねていってください」と呼び掛けた。
 蘭本校を代表して曽我春菜さんが「学びの中で悩みながらでも少しずつ夢を目指したいと考えられるようになった。春から社会人として新しいステージで頑張ります」とあいさつした。
 緑誠蘭高校は専門学校などを運営する学校法人・山本学園(愛知県知立市)が設立し、旧蘭小学校校舎を活用した本校と、知立市を含む3市にサテライト校がある。本年度は蘭本校で3人、サテライト塩尻校で4人、同中津川校で9人が3月に卒業した。知立校は別日に式を行った。単位取得など卒業要件を満たしたことで、本年度は昨年9月にも4校合わせて2人が卒業している。