政治・経済

土曜当番医今月で終了 ニーズ少なく 塩尻

土曜日午後の当番医終了を周知する広報しおじりを示す市担当者

 塩尻市は、病院が持ち回りで休日の急病に対応する「休日当番医」について、土曜日午後の診療を今月いっぱいで終了する。土曜日午前中に開いている病院が少なくなく、当番医でなくても受診しやすい現状を踏まえて決めた。

 市は塩筑医師会に委託し、土日曜日と祝日に休日当番医を実施している。土曜日午後の診療時間は正午~午後5時で、医師会加盟の市内医院が1医院ずつ持ち回りで担当している。
 市健康づくり課によると、近年、土曜日午後の受診者は平均5人以下で、1人もいない日もある。ニーズが少ない一方、当番医のために医師や職員の出勤をやりくりする負担は変わらず、現状と制度の間にギャップが生じていた。
 同課の上條宏明主任は「実情を踏まえての変更。市民の皆さんのご理解とご協力をお願いしたい」と話している。
 日曜日、祝日の当番医(午前9時~午後5時)や休日当番歯科医については変更がない。当番医情報は広報しおじりや市ホームページに掲載している。問い合わせは同課(電話0263・52・0854)へ。