相模女子大生 生坂で交流

生坂村と地域協働活動を進める相模女子大学(相模原市)の学生たちが4日まで、村内に滞在して地域づくりにかかわるさまざまな活動を体験している。毎年恒例で、今回は1、2年生6人が訪れ、住民らと交流しながら村への理解を深めている。
地域交流や若者のアイデアを取り入れる目的で、平成27(2015)年から毎年8月末~9月初旬と2月末~3月初旬に村内に招いている。新型コロナウイルスの影響で中止が続いたが、昨夏に3年ぶりに復活した。
2月27日から滞在している学生たちは今回、みそづくりやそば打ち、村内名所巡りを体験している。1日は村健康管理センターで村宿泊施設・やまなみ荘の牛越実料理長とスイーツづくりに挑戦。ひな祭りにちなみ村内産甘酒を使ったパンケーキと豆乳プリン、芋ようかんを手作りした。スイーツは今月下旬以降、やまなみ荘の宴会メニューと道の駅いくさかの郷の特産市で特別提供・販売するという。
食品加工の仕事を目指す管理栄養学科1年の八戸美晴さん(19)は「加工施設を見学し住民の地元食材へのこだわりが感じられた」と話す。社会マネジメント学科2年の乃村結菜さん(20)は「初めて来てみて自然が豊かで癒やしが得られる村だと感じた。夏も参加し観光振興や集客のアイデアを考えてみたい」と意欲を語っていた。