安曇野の工業製品に焦点 きょうから展覧会「MONOZUKURIと美」

安曇野で開発、製造される工業製品の精緻な美しさに焦点を当てる展覧会「安曇野の工業技術│MONOZUKURIと美」が18~26日、市穂高交流学習センター・みらいで開かれる。碌山美術館(穂高)が主催し、安曇野工業会所属企業のものづくり技術を発信する。
同美術館が展示ノウハウを生かし、アズミ村田製作所、シーケイテック、GSユアサ安曇野、デンソーエアクール、ハーモニック・ドライブ・システムズ、山清電気、安曇野本多通信工業の計7社が手掛ける製品を紹介。機器・部品間の電気や光の信号をつなぐ電子部品「コネクタ」を、人がつながる街に見立て立体的に並べた展示や、ゲーム機などに組み込まれる小さな部品「ノイズ除去フィルター」をグラスに入れた演出など「普段目にしない製品を身近に感じてもらえる構成に努めた」(濱田卓二学芸員)。
17日にオープニングセレモニーがあり、同美術館の高野博代表理事は「一つ一つに高度な技術が生み出す現代の美がある。その生産拠点が安曇野の地にあることを知ってほしい」とあいさつ。同工業会の宮沢幸央副会長は「ものづくりへの関心が高まれば」と子供たちの来場に期待した。
入場無料。午前9時~午後6時。19日に高校生以下対象のワークショップ「宇宙基地を作ろう」がある(要予約)。問い合わせは同美術館(電話0263・82・2094)へ。