教育・子育て

羊の「ほわちゃん」 朝日小2年1組の児童が世話

ほわちゃんと触れ合う児童たち

 朝日村の朝日小学校2年1組の児童たちが、羊の「ほわちゃん」を飼育し、クラスの仲間としてかわいがっている。たくさん餌を買ってあげようと、21日には「ほわちゃんショップ」を村中央公民館で開き、子供たちが手作り品を販売した。

 ほわちゃんの写真を貼った牛乳パック製の小物入れ、しおり、木の実のリース、自分たちで育てたトウモロコシのポップコーンなど8種の品を用意。「かわいいのがあります!」などとPRし、保護者や地域の人が笑顔で買い求めた。孫の渓介君(8)の手作り品などを購入した小坂ほなみさん(69)=西洗馬=は「生き物を世話するのは大変だと思うけど、みんなよく世話してかわいがっているなと感じる」と感心していた。
 ほわちゃんは佐久市の畜産業者の協力で昨年9月に学校にやってきた。雌で3月3日で1歳になる。校内にある小屋にいて、児童は毎朝「おはよう」とあいさつしたり、中庭で一緒に散歩したりして過ごしている。家族や友達のような存在で、大竹澪さん(8)は「ほわちゃんは食いしん坊でクラスで一番足が速い。じゃれてくるのがかわいい」と笑う。
 児童は1年生でヤギを飼育。他の動物とも仲良くなりたいと、羊の世話を始めたという。ほわちゃんは近く佐久に戻るため、3月3日に誕生日会とお別れ会を計画している。下田彩乃さん(8)は「最初は怖かったけど触れるようになって仲良しになれた。誕生日は野菜で作ったケーキをプレゼントしたい」と話している。