鎌田中の男子バレー監督・山岡さん 中学日本代表のコーチに

松本市の鎌田中学校の教諭で同校男子バレーボール部の監督を務める山岡航太郎さん(49)が、全日本中学生チームのイタリア遠征に男子ヘッドコーチとして参加する。全国から選抜された選手を率い、イタリアの強豪チームとの試合で采配を振るう。世界トップレベルの舞台に立つ山岡さんは「どのようなコーチングをしているのかしっかり勉強してきたい」と意気込む。
山岡さんは日本中学校体育連盟バレーボール競技部の強化委員を長年務めており、その実績から日本バレーボール協会の依頼でコーチ派遣が決まった。監督としては松本市の高綱中や安曇野市の三郷中などで指揮を執り、チームを北信越8強や県優勝に導く実績を残してきた。県選抜チームの監督も務め、全国8強を経験している。
遠征で日本チームは「第7回コルナッキア・ウインターカップ」という大会に参加し、イタリア代表U―17や、プロリーグ・セリエAの下部組織など計5チームと対戦する。20日に国内で直前合宿を行って21日に日本を出発し、24~26日に試合を行う。
指導者として、世界トップレベルの国でじかにコーチングなどに触れる経験を欲していた山岡さん。「指導者が実際に世界を見ていないと子供たちに伝えられない」と語り、今後の指導に生かすためにもイタリアでさまざまなことを吸収してくる考えだ。