地域の話題

県産木材PR、ロゴとキャッチフレーズで 県が公募、86点から選定

県産木材をPRするロゴとキャッチフレーズ

 長野県産の木材を使った製品のPRや魅力発信の推進を目指し、県は新たに「県産木材ロゴマーク・キャッチフレーズ」を決め、本年度から本格的に活用を始めた。製品にロゴを付けるだけでなく、イベントなどでもロゴやキャッチフレーズを活用し、森林整備や脱炭素・ゼロカーボンにもつながる県産木材の積極的な利用を呼び掛ける。

 昨秋にロゴとキャッチフレーズを公募したところ、県内外から86点の作品が寄せられた。デザインや木製品の専門家、県の担当者らが選定委員会をつくり、県産木材の魅力を表している作品を選んだ。
 ロゴは「家のシルエット(輪郭)の中に木の幹や枝を組み合わせ、窓の外に太陽(または月)が浮かぶデザインで「暮らしごこち」を表現している。長野県産の木が暮らしを支え、穏やかな暮らしを営むことができる喜びを込めたという。キャッチフレーズは「つなぐ木のいのち」とした。
 ロゴ・キャッチフレーズともに、県産木材の魅力発信に賛同した企業・団体・個人であれば県(県産材利用推進室)に申し込んだ上で気軽に使うことができる。木工品や家具、伝統工芸品など県産木材を使った製品のほか、チラシやのぼり旗、名刺など幅広い活用を想定している。
 担当の県産材利用推進室は「木に携わっている方々に、積極的にロゴを活用してもらいたい。県民の皆さんは、このロゴが入った製品を暮らしの中に取り入れ、県産材の魅力を感じていただきたい」と期待していた。