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塩尻・チロルの森 26日に営業再開 復活感謝祭 市民有志が企画

営業再開に向けて準備が進むチロルの森

 塩尻市北小野のテーマパーク「チロルの森」は1日、26日に営業を再開すると発表した。新型コロナウイルス禍を挟んで本格的な営業は4年半ぶりとなる。ファミリー層をメインターゲットにする点は従来と変わらないが、地元などの外部の団体と連携して「マルシェ」「アンティーク市」「オフ会」「アウトドア」といった多彩なテーマのイベントを週末に随時開始することで客層の拡大を目指す。

 園内では、昨夏のトライアル営業で人気だった動物の世界「シルバニアファミリー」のコーナー、エア遊具、ゴーカートなどが引き続き楽しめるほか、ボート池が復活する。休園前に名物だった動物との触れ合いは、ヤギへの餌やりが可能。小動物などはアニマルウェルフェア(動物福祉)の観点から飼育、展示の見直しを進めており、環境が整い次第、再開したい考えだ。
 外部との連携の第1弾として26日と27日には、市民有志による「復活感謝祭」が開かれる。マルシェやワークショップ、音楽ステージなど多彩な催しが計画されている。チロルを会場に開催されてきた自動車やバイクなどの「オフ会」(インターネットなどで知り合った趣味の仲間の親睦会)は年々規模が大きくなっているといい、さらに誘致を目指していく。
 営業再開初年度の来場者数は、新型コロナ禍前の令和元年度の6万人台の水準を目指す。チロルには多い時には約30万人が来場しており、同園は「にぎわいを創出することで地域の期待に応えたい」としている。
 11月24日まで。午前10時~午後5時で、火、水曜定休(夏休みなどを除く)。中学生以上1000円、小学生以下500円。問い合わせは同園(電話0263・88・9034)へ。