松本・上高地線 鉄道まつりワクワク

松本市内を走るアルピコ交通上高地線に親しむイベント「ふるさと鉄道まつり」(アルピコ交通主催)が23日、同線の新村駅などで開かれた。鉄道車両や模型の展示、県内外の私鉄グッズの販売などがあり、多くの家族連れや鉄道ファンでにぎわった。
車両展示では運転席の見学ができ、レバーを操作したり車内アナウンスを体験したりと思い思いに楽しんでいた。アナウンスを再現した安曇野市豊科南小学校4年生・田中渉夢君(10)は「本物の車両を間近に見られ、運転士さんの気分も味わえて楽しい」と満喫していた。
展示車両内で列車の模型を使って遊べるコーナーや、つり革、メーターといった鉄道古物の販売も好評だった。この日に運行を開始した東武鉄道との「コラボトレイン」も注目され、新村駅に姿を見せると、多くの鉄道ファンが一斉にカメラのシャッターを切っていた。