フクジュソウの花と雪の共演 四賀福寿草まつり開幕

松本市赤怒田(四賀地区)のフクジュソウ群生地で8日、「四賀福寿草まつり2025」(実行委員会主催)が始まった。まだ開花している株はわずかだが、積雪の中で咲く黄色い花を楽しめる。
北向き斜面など約1.5ヘクタールに約50万株が自生する全国有数の群生地で、初日は家族連れや写真愛好家らが訪れた。母親と遊歩道を歩いてフクジュソウを探した大宮詞宇ちゃん(4)=双葉保育園年少=は「いっぱい見つけられた。楽しかった」と喜んでいた。
実行委によると、今年は降雪が少なく土壌の乾いた状況が続いたことなどから開花が3週間ほど遅れている。例年だと今月中旬に見頃を迎えるが、下旬以降にずれ込むとみられる。
まつりは23日までで、休日を中心に屋台やキッチンカーが出る。問い合わせは実行委事務局の四賀むらづくり(電話0263・64・4447)へ。