重い雪 各地で交通混乱 松本で積雪6センチ 高速道・鉄道の規制解除

本州南岸の低気圧の影響で4日から松本地域に降り続いていた大雪は5日未明までに峠を越え、長野地方気象台は松本市や安曇野市などに出していた大雪警報を解除した。気象庁によると、松本市沢村で最大6センチの積雪を観測した。降雪や凍結の影響で、JR中央東線の一部列車が運休し、塩尻市内の長野道下り線が事故により一時通行止めになった。
JR東日本によると、中央東線は山梨県内で雪の重みで竹が線路をふさぎ、特急あずさ上下8本、普通列車上下8本が始発から運休・部分運休した。
県警高速隊によると、長野道は塩尻市内の下り線で路面凍結の影響による5件の交通事故が起き、1人が軽いけがをした。事故車両が車線をふさぎ、岡谷インターチェンジ(IC)―塩尻IC間などが約3時間半にわたり通行止めになった。
中部電力によると、木曽町で停電3件が発生し、計2180戸に影響が出た。
大雪は朝には雨に変わり、シャーベット状になった雪を片付ける人たちの姿が見られ、幹線道路は通勤時間帯に各地で渋滞した。
気象台によると、6日の松本は晴れ時々曇り、所により昼前から雪の見込み。最低気温は1度、最高気温が8度と予想している。