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工夫光る桜材ギターずらり 松本の製造会社・ディバイザーが展示会

多彩なデザインの桜ギターが並ぶショールーム

 ギター製造のディバイザー(松本市笹賀)は、同社を代表する桜ギターシリーズが昨年10周年を迎えたことを記念して22日まで、本社近くのテクニカルセンターのショールームで展示会を開いている。昨年1年間に製作したシリーズの楽器と、今年の新モデル計105点を並べている。

 桜のモニュメントが飾られた会場に、桜材を用いたアコースティックギター、エレキギター、エレキベース、ウクレレを展示。四季の変化を表現した色と物語性のある鶴のモチーフを加えたデザインや、紫色と金色に土地の織物を取り入れた京都産材の楽器、宝石をテーマにした色鮮やかなアコースティックギターなどがそろう。趣向を凝らしたサウンドホールカバーも目を引く。
 日本らしさや特色を追求しようと平成26(2014)年から桜を用い、トチ材とともに素材を生かしたデザイン性に富むシリーズは人気がある。同社は「テーマやストーリーを直接お伝えし、製品のファンになっていただければ」としている。
 一般公開は土・日曜日の各日2回。予約制で、ホームページの専用フォームから受け付ける。入場無料。問い合わせは同社(電話0263・86・8808)へ。