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宮城産カキ食べて大震災復興支援 アイシティに出張小屋

宮城県産カキなどを炭火焼きで味わう親子

 東北・三陸名産のカキを炭火焼きで味わう「出張カキ小屋『牡蠣奉行』」が3月31日まで、山形村の大型商業施設・アイシティ21の駐車場内特設会場で開かれている。東日本大震災で被災した生産者や漁港を息の長い支援で応援しようと、実行委員会が全国各地で企画し、同会場では昨年に続く第2弾だ。

 宮城県石巻市の漁港などから大量にカキを仕入れ、かご盛り約1キロを税込み880円、バケツ盛り約3キロを同2640円で販売(いずれも焼きガキ用・殻付き)している。味や身ぶりの良さが特徴で、地域住民が旬の味を楽しんでいる。24日に友人家族らと訪れた松本市波田の男性は「おいしかった。スタッフも元気で活気を感じた」と満足げだった。
 瀬戸内地方産のカキ、カキご飯やカキフライ、カキ以外の海産物、肉もそろえている。実行委で会場責任者の保坂彰庸さん(32)は「たくさん食べていただくことで支援につながる。磯の香りや塩味が引き立つ名産地の味を楽しんで」と願い「各産地の食べ比べもおすすめ」と話している。
 午前11時~午後9時。期間中は無休。