火の用心を音楽で訴え 塩尻市消防団

塩尻市消防団は22日、市レザンホールで「春の火の用心コンサート」を開いた。ラッパ隊と音楽隊が単独で演奏したほか、音楽隊が市内の広陵中学校吹奏楽部と共演し、吹奏楽を通じて市民の火災予防の意識を高めた。
音楽隊約30人と広陵中吹奏楽部の1、2年生16人は、「おもちゃ箱のファンタジー」と「宝島」を合奏した。生徒たちは部活動で三沢浩一・音楽隊長の指導を受けている成果を発揮し、隊員たちと息を合わせて奏でた。
吹奏楽部の演出係でテナーサックス担当の木村健さん(14)=2年=は「火の用心という一つの目標を掲げて音楽隊と一緒に演奏して啓発した。大勢の人が真剣に見てくれていた」と感想を話していた。約400人が来場し、市内在住で家族と一緒に訪れた金澤真由ちゃん(5)は「演奏を聞いて楽しかった。火事に気を付ける」と話していた。