塩尻・高ボッチ高原でロックフェス 9月に初開催へ 高原の利生かし集客図る
塩尻市の高ボッチ高原で9月、ロックイベント「しおじり高ボッチフェス」(仮称)の開催が計画されている。令和元年で終了となった高ボッチ高原観光草競馬大会の後継イベントとして位置付けて開催する。大音量でも大丈夫という地の利を生かし、全国からロックを愛する人が集まり、みんなで歌い叫び、演奏するイベントを目指す。
市観光協会などで組織する実行委員会による開催が計画されており、市は新年度予算にイベント関連予算300万円を計上した。アーティストを招いてその演奏を聞くという一般的な音楽フェスの形式ではなく、ロックの愛好家がギターやドラムなどを持ち寄り、みんなで同じ楽曲を歌い、演奏するイベントを検討している。年度内に実行委を立ち上げ、企画を具体化させる。
高ボッチ高原で毎年8月に開催されてきた草競馬大会は、新型コロナウイルス禍を経て競走馬の確保が難しくなったため終了することになった。ロックイベントは高原の集客力向上、市内にギター製作に携わる企業が集まっていることから、新たな産品化などを目指して企画された。市観光プロモーション課は「高ボッチとロック。新しいつながりを作ることで、高原の知名度を高め塩尻を訪れる人を増やしたい」としている。