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「頑張れ山雅!」上高地線の電車にヘッドマーク アルピコ交通のイベントにぎわう

山雅応援ヘッドマークの前でポーズを決めるガンズくん(左)とるなさん

 サッカーJ3リーグの開幕に合わせ、アルピコ交通(松本市井川城2)は16日、松本市内を走る鉄道・上高地線の電車に、松本山雅FCを応援するヘッドマークの掲出を始めた。山雅のエンブレムとスローガンの「OneSoul熱晴(あっぱれ)」の文字が入ったヘッドマークで、1編成の前後に付けられ、シーズン終了まで運行される。

 新島々駅でイベントが行われ、山雅のマスコット・ガンズくんが、駅に集まった約120人のサポーターとふれあい、ヘッドマークの前で記念撮影などをした。松本市波田の増田美保子さん(66)は孫の優臣ちゃん(4)と訪れ、ガンズくんと写真を撮った。山雅が地域リーグ時代の平成18(2006)年から応援しているという増田さんは「昨年は悔しかった。今年はスタートダッシュを決めてぶっちぎりで優勝して」と願った。
 ヘッドマーク掲出に合わせ、アルピコ交通はJ2昇格を願う記念切符の無料配布も行い、長野市在住のモデル・るなさんがユニホーム姿で乗客に配布した。るなさんは「山雅の試合を見たことがある。ぜひJ2に上がって」と話し、笑顔で切符を配っていた。
 アルピコ交通は毎年、応援ヘッドマークを企画している。今年はアルピコホールディングスの上場を記念して硬券切符も作成し無料配布した。ヘッドマーク掲出の電車には新島々と松本の両駅から合計で300人近くが乗車した。同社鉄道事業部は「山雅への期待の表れで大勢が集まった」と話していた。