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イノシシの観察しやすく アルプス公園の飼育場改修

山々や街並みも見渡せるようになった「イノシシの丘」

 松本市郊外のアルプス公園にあるニホンイノシシの飼育場「イノシシの丘」がリニューアルされた。東側の山並みや市街地の街並みを背景にイノシシを見られるようになった。

 老朽化に伴い、飼育場の一部を建て替えた。以前は山並みなどが見える場所に、イノシシが雨などの時に入れるバックヤード(小屋)があったが、工事に伴い場所を移動。丘の一部も改修した。
 雄のトウギと雌のイズミが飼育されており、運が良ければ丘に上がったイノシシを見られる。来園者からは「イノシシとの距離が近くなった」などと好評で、小鳥と小動物の森管理事務所の飯島久課長は「イノシシを間近で見たことのある人は少数だと思う。実物の大きさ、迫力を見てもらいたい」と話している。