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受験生に勝ち星守り 塩尻原新田・月よう学習室の児童が制作 えんてらすで60個配布中

 塩尻市広丘原新田の「はらしんでん月よう学習室」を利用する小学生たちが、受験勉強に励む中学生や高校生を応援しようと、合格祈願のお守りを作った。樹脂に、「滑り止めの粉」(炭酸マグネシウム)や桜の形のビーズなどを混ぜて固めて、キーホルダーに仕上げた。市北部交流センター・えんてらす(広丘野村)の窓口に60個分を置き、12日から利用する受験生たちに配り始めた。

 学習室は、原新田公民館の学習支援事業で、広丘小学校1~6年生29人が利用している。昨年、紙で「合格祈願しおり」を60枚作って配ったところ好評で、今年は「キラリ勝ち星キーホルダー」を作ることにした。児童たちは、星型の容器に樹脂を流し込み、はみ出ないように力を加減しながら、つまようじで突いて隅まで入れ、UV(紫外線)ライトを当てて固めた。「がんばってね」と書いたメッセージカードと、折り紙で作っただるまを添えて完成させた。
 1年生の小幡陽橙君(7)は「楽しい気持ちで作った。中学生と高校生にもらってほしい。勉強を頑張ってほしい」と願っていた。