山形村長に百瀬繁寿氏 無投票で初当選

任期満了に伴う山形村長選挙は11日、告示され、無所属新人で農業の百瀬繁寿氏(61)=小坂=のほかに立候補の届け出がなく、百瀬氏が無投票で初当選を決めた。無投票は令和3年の前回選に続き2回連続。
百瀬氏は地元の小坂公民館で第一声を上げ全域を遊説。公共交通や子育て支援、地域福祉の充実、協働の村づくりの推進を訴えた。
午後5時に届け出が締め切られ無投票当選が決まると、小坂公民館に集まった支援者約40人が大きな拍手で祝った。百瀬氏は「私のような者でも皆さんの力で当選させていただいた。洗練された村づくり、未来・次世代につながる村づくりをしたい」と喜びと決意を語った。
村長選を巡っては2期目の現職・本庄利昭氏(73)=上大池=が告示まで3カ月を切った昨年11月下旬に引退を表明。百瀬氏は昨年11月上旬に出馬意向を固めて同級生や農業仲間を中心に後援会を組織した。全6地区での地区集会を開くなど限られた時間の中で精力的に政策を広めてきた。
百瀬氏は村出身。長野高専卒業後、会社員を経て就農し約30年農業を営む。新村長任期は3月17日から4年間。