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架空の街で小中学生が仕事体験 こどもしおじり きょうまで

にぎわう「こどもしおじり」の街

 架空の街で、子供たちがさまざまな仕事を体験し、社会の仕組みを実感する催し「こどもしおじり」が8日、塩尻市の市民交流センター・えんぱーくで始まった。市の市民交流センターが主催し、NPO法人・わおんが企画運営し、約150人の小中学生でにぎわった。
 

 会場には仕事を体験したり、専門知識を学んだりできるブースが合わせて約40カ所設けられている。「洋菓子」「文房具」といった店舗や事業所のほか、市役所や税務署など公的機関もあり、仮想通貨「じりぃ」が流通している。9日も約150人が参加し、市長と市議会議員の選挙が行われる。
 コンビニで働いた吉田小学校3年の菊池悠太君は「ポップ(掲示物)をうまく書けた。商品が売れるとうれしかった」と話していた。
 「おそうじ屋さん」で子供8人を受け入れた浜行雄さん(68)は「気が利く子がいて、責任感を持って働いていた」と感心していた。
 こどもしおじりは9回目となった。わおんの山田勇理事長は「子供たちが楽しみにしてくれているのがうれしい。大人ってこんなことをしているんだという体験をしてもらえれば」と話していた。
 こどもしおじりの参加申し込みは締め切っている。